大脳皮質の神経細胞は平均およそ140億個あります。
それが20歳を過ぎると1日におよそ10万個もの細胞が減少していってしまいます。
ところが、最近年齢を重ねていっても、脳のある部分では神経細胞が増えることが分かりました。それがたとえ50歳を過ぎていても、です。
ただし脳の神経細胞を増やすには、脳内の血流を上げることが必要です。そのためには、新しいことを学び脳に刺激を与えること、運動などで血流を促し、十分な酸素を供給することが大切なのです。脳の神経細胞が増えると、細胞同士をつなぐ部分(シナプス)の連結が強化され、情報伝達のスピードが加速していきます。
逆に認知症は、動脈硬化などによって血流が悪化すると、脳の神経細胞が栄養や酸素を受け取りにくくなり、老廃物の排出も困難になります。アルツハイマー型認知症の原因で有名な老廃物が、アミロイドβです。血流が悪くなりアミロイドβをうまく排除できなくなるとアルツハイマー病にかかりやすくなると言われています。
脳内の血流の低下は、
・睡眠不足や強いストレス
・アルコールの大量摂取
・喫煙
・高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病による動脈硬化でも
慢性的に脳血流が低下することが指摘されています。
あなたの脳にも、たっぷり栄養を与えてまだまだがんばってもらいましょう。
笑いによって免疫力がアップすることはよく知られています。また、笑うことによって、大脳新皮質の血流量が増加し脳の働きが活発になるのです。さらに脳のアルファ波が増えてリラックス効果が得られることもわかっています。
想像ではない、妄想をしよう。妄想とは、想像の枠をとっぱらって、もはや常識も倫理観もない空想するのです。世の中のビッグビジネスや素晴らしいサービス、コンテンツは、ほとんどが妄想から始まっています。現代では、普通に考えられるモノやサービス、たいていのものは存在していますから、さらに突き抜けた妄想をしましょう。妄想していれば、脳は活性化され、能力が上がります。
メグリスタアドバイザー 中俣拓哉