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カレーで認知症が予防できるのは本当か

 

カレーっておいしいですよねー。そのカレーには、さまざまなスパイスが使われていますが、中でも注目されているのが「ウコン」、別名ターメリックです。カレーを作るにあたっての基本、カレーの黄色を作っているのがこのスパイスです。また色だけでなく味の厚みを出すためにもカレーには欠かせません。ウコンには、クルクミンという成分が大量に含まれています。クルクミンがまさに黄色の色素成分なのです。ウコンの種類には、春ウコン、秋ウコン、紫ウコン(ガジュツ)がありますが、クルクミンが特に多いのが、秋ウコンです。

 

このクルクミンが、注目成分。認知症を予防するという噂です。果たして、本当なのか。

 

 

クルクミンが認知症の原因物質を減らす

 

 

認知症の原因物質とされているのが、脳内でつくられる「アミロイドβ」というタンパク質です。この物質は、どのような人でも作られますが、分解排出がうまくいかなくなると脳内に蓄積されてしまいます。この蓄積によって脳の神経細胞が死滅していき、アルツハイマー型認知症が発症するというのです。

 

クルクミンには、このアミロイドβの蓄積を抑える働きがあることが、近年複数の研究・実験結果により証明されています。カリフォルニア大学のMilan Fiala博士、デューク大学のMurali Doraiswamy教授、 金沢大学の山田正仁教授、武蔵野大学の阿部和穂教授と赤石樹泰講師、北里大学、滋賀医科大学、そのほか数多くの研究機関がクルクミンの有効性を発表しています。

 

研究発表結果から推測するに、もちろん100%とは言えないまでも認知症予防には一定の効果があると考えてよさそうです。実際、カレーやスパイス料理を日常的に食べるインドでは、70~80歳代におけるアルツハイマー型認知症の発症率はアメリカの約23%程度だということです。

 

 

他にもあるクルクミンの有効性

 

血流促進効果

 

クルクミンには血流を促進する効果もあります。カレーによって脳内の血流を4%もアップさせるとの研究結果を、日本薬科大学の丁宗鐵教授が発表しています。

 

 

記憶力向上効果

 

クルクミンにより記憶力の改善がみられるという実験結果が、武蔵野大学やカリフォルニア大学など複数の研究機関によって発表されています。

 

 

肝機能向上効果

 

ウコンは二日酔い予防としても知られていますが、肝機能を向上させ胆汁の分泌を促進させる働きがあります。

 

 

免疫力向上効果

 

免疫力を向上させ、がん細胞の増殖を抑制する働きもあると言われています。

 

 

抗うつ効果

 

クルクミンがうつ病に効果的であることが、複数の研究機関の臨床結果により証明されています。

 

 

クルクミンに効果はない?

 

クルクミンは、吸収率が悪いので薬効性はない、という意見もあります。体内への吸収率はよくないのは確かのようです。ただし、だからと言って効果がないというのも早計という専門家の意見もあります。クルクミン自体に有効性があることは、数多くの実験結果からも証明されています。また、ヨーグルトなどの乳酸菌食品にも言えますが、活性した状態で腸には届かないという食品も、何らかの健康効果を感じている人は数多くいます。さらには、摂取しすぎると肝臓に疾患がある人にとっては悪化させる可能性があると副作用の危険も言われています。副作用とは、人間にとって好ましくないというだけで、この成分が持つ一つの効果です。つまり、良い効果が絶対あるとは言えませんが、極端に食べ過ぎない限りは、なんらかの有効性は期待できるのではないでしょうか。

 

カレーで食べると、他のスパイスの効用により血流が促進され、吸収されやすくなるという話もあります。カレー好きの私としては、おすすめしたい。

 

 

メグリスタアドバイザー 中俣拓哉

 

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