血流で痩せる!若返る!その方法とは!

血管を修復して体温を上げる秘薬とは?

 

人は体温を一定に保つ動物

 

 

人間は、体温を常に一定に保つ恒温動物です。環境温度が変化するにも関わらず体温を一定に保つには、相当のエネルギーが必要となります。つまり、ダイエットをしていようとも、ある程度エネルギーを補給しなくては、低体温を招いてしまいます。ちなみに、変温動物の哺乳類で代表的なナマケモノ。彼らは、1日10g程度の植物しか食べません。一方同じくらいの体重のコアラは恒温動物のため、1日500g以上の葉を食べます。人の深部体温(内臓の温度)は、およそ37度。これは、生きるために体内のいたるところで行われている代謝を促す酵素が最も活発に働く温度だからです。

 

 

体温を保つためには血流が重要

 

 

体内の代謝で作られた熱が、肝臓や心臓を通って全身に運ばれます。熱は、筋肉はもちろん、肝臓、腎臓、心臓で多くつくられます。作られた体温は、血液に乗って体の末端まで運ばれるのです。つまり、血流が悪くなれば、末端の体温は上がらず、冷えにつながってしまいます。

 

 

血管が消えていく?

 

血液を末端まで届けるのに、重要な役割を果たすのが血液の通り道である血管。人の全血管のうち90%以上が、体の末端まで血液を届ける毛細血管です。しかし、この毛細血管は、20歳をピークに減少し始め、60歳代になると30~40%も減少するのです。さらに、血流が悪くなり、活性酸素なども増えると、毛細血管は働かなくなってきてゴースト血管となり、消えて行ってしまいます。冷えだけでなく、肌荒れ、乾燥、しわなど、肌も衰えていくのです。

 

 

体温を上げる秘薬と言われるスパイスとは?

 

毛細血管を修復するカギとなるのが、Tie2(タイツー)という血管にある受容体。毛細血管は、内側(内皮細胞)と外側(壁細胞)の二重構造でできています。正常なときは、外側の壁細胞から分泌されるアンジオポエチン-1という成分が内側の内皮細胞に存在する受容体Tie2を活性化して、内側と外側がピタっと密着し安定を保っています。ところが、加齢やストレス、疲労、過剰な糖質摂取などにより、毛細血管がダメージを受け、アンジオポエチン-1が分泌されなくなり、Tie2が働かなくなってしまい、血管の二重構造にゆるみが生じてしまいます。つまり、血管の壁に隙間ができて、そこから血液や水分、老廃物などが漏れ出してしまうのです。

 

血管を修復して、血液の流れを取り戻すのに役立つスパイスが近年発見されました。「シナモン」「ヒハツ」です。これらは、アンジオポエチン-1の代わりの働きをして、Tie2を活性化させる働きをするのです。シナモンはよく知られていますが、ヒハツは聞きなれないかもしれません。ロングペッパー、ヒバーチ、長胡椒とも呼ばれるこしょうの仲間です。

 

ヒハツ

 

シナモン

 

毛細血管を修復して血流を改善するには、もちろんシナモンやヒハツを食事で摂りいれるのも有効ですが、ストレスや運動不足の解消、休養、砂糖を摂りすぎないなど、生活習慣の見直しも大切です。

 

 

メグリスタアドバイザー 中俣拓哉

 

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