過剰なストレスが、血流を促進を妨げます。
ストレスがかかると交感神経が優位になり、血管を収縮させ血流が悪くなるのです。ストレスの原因は人それぞれ、だからその人に合った解消法もそれぞれです。ただ、共通して役立つ方法があります。それを今回5つご紹介しましょう。
太陽の光を浴びてセロトニンを増やそう
太陽の光を浴びると、幸せホルモンであるセロトニンの分泌が増えます。特に朝の散歩やジョギングがおすすめです。紫外線の心配もありますから、長時間真っ黒に日焼けしようということではありません。たとえ5分でもOK。時間がなければ、朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる、駅までの通勤の道のり朝日を感じながら歩きましょう。朝は、セロトニンによって交感神経も刺激するので、やる気がアップします。日照時間が少ない北欧では、冬になると冬季うつ病が増えるそうです。
ウォーキング、ジョギング、自転車、ダンス、なわとびなど、リズミカルに身体を動かせる軽めの運動です。つらく激しいスポーツは、人によってはかえってストレスになってしまう場合があります。いろいろなことを考えずに、その運動自体に集中して、あるいは動くリズムだけを意識して行うと、エクササイズがセロトニンを増やしてくれます。
心理学者の中川一郎氏が開発した方法で、二人で行います。相手の背後から、背中や肩、首筋、頭などを、軽くポンポンとリズミカルにたたきます。1秒に1回、心臓の鼓動くらいのペースで。顔を向き合わせず、背後からやることで、圧迫感や緊張もありません。よく赤ん坊を寝かしつけるときに、ポンポンと軽くたたきますね、そんな感じです。ストレスがぐっと和らぎます。
映画や本、人の話などで、大いに感動し、共感して大泣きしてください。自律神経が刺激され、泣く直前まで交感神経が高まり興奮状態だったのが、泣くと一気に副交感神経が優位になるのです。泣くのを我慢せず、人目を気にせずに、思いっきり涙を流してください。
セロトニンの原料となるのが、トリプトファンという必須アミノ酸で、これは体内で合成できないので食事で摂らなくてはいけません。
トリプトファンが多く含まれる食べ物は
・大豆 ・赤身の魚 ・乳製品 ・卵 など。
炭水化物、ビタミンB6と同時に摂取することがポイントです。
すべてを含むバナナがパーフェクトな食べ物です。
メグリスタアドバイザー 中俣拓哉