あなたは、良く眠れていますか?
充分な睡眠時間をとれていますか?
質の良い睡眠が大切だと言えば、誰だって当たり前だと答えますよね。でも本当の意味で充分な睡眠をとれている人は、意外に少ないといいます。睡眠は思った以上にとても重要です。
睡眠中、人はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。レム(Rapid Eye Movement :眼球がすばやく動くという意味)睡眠は、簡単に言うと浅い睡眠。ノンレム(Non Rapid Eye Movement :眼球が動かないという意味)睡眠は、深い睡眠です。それぞれがおよそ90分周期で繰り返されるのです(個人差があり、70分~110分程度)。寝入ってから3時間くらいが最も質の良い睡眠が得られる時間帯なので、早い段階でノンレム睡眠に入れるといいと言われます。そして、その間に「成長ホルモン」が多く分泌されます。成長ホルモンは成長期に必要なホルモンというわけではありません。別名「若返りホルモン」です。成長ホルモンによって、細胞の生まれ変わりが促進されます。美しくいるためには、成長ホルモンがとっても重要です。
そしてもちろん、巡りを良くするためにも睡眠は重要。睡眠に入ると自律神経の「副交感神経」が優位になります。すると、体中の血管が拡張して、心臓や筋肉が一生懸命働かなくても血液が隅々までゆっくりと流れるようになります。
一方で、胃腸の働きは活発になり、消化吸収された食べ物は、排泄物として直腸に準備され、空になった胃はきれいに掃除されるのです。そして朝起きたら、自然と排便が起こるというのがよい循環です。これが、よく眠れずに「交感神経」が活発になってしまうと、血管は収縮し、胃腸の活動は抑制されてしまいます。つまり血流が悪くなり疲れがとれず、下痢や便秘の原因を引き起こすことになってしまうのです。
めぐり美人になるためのよい睡眠、そのためには最初の3時間が重要。その3時間の睡眠の質を上げるには、寝る3時間前には食事を終えて、できるだけ胃の中を空にしてあげる方がいいのです。血流を消化器官に集中させずに、全身に巡らせてあげましょう。それでは空腹で寝つけない、という人は、温かいミルクや白湯がおすすめです。
メグリスタアドバイザー 中俣拓哉